真柏の枝先から、飛び出しているところ。それを摘み取ることを「芽つみ」と呼びます。
真柏は、ヒノキの仲間です。盆栽の松柏類に分類されます。
ピンセットでつまんでいる所が、飛び出している芽です。
伸び出してる所を、ピンセットや指でつまんで引っ張り、摘み取ります。
もし、引っ張って取れなければ、軸をハサミで切って大丈夫です。
↓切った後
真柏の芽つみは、輪郭から飛び出した部分だけ摘み取るようにしてください。
摘んだ切り口は茶色くなります。切り口が葉の中に隠れるように摘み取るのが良いです。
全部の葉の先を摘み取るのはNG🙅♀️です。葉先全てが伸びられず、弱ります。必ず、飛び出した部分だけ芽つみしてください。
真柏の芽つみは、春〜秋に芽が伸び出しているのを見つけたら、随時行います。
特に6.7.9.10月に、伸び出してるのを見つけたら摘み取りましょう。
作業前。びよーんと枝先伸びてます。作業日7/1。
作業後。ピンセットやハサミで枝先を剪定します。枝棚の下から出ている葉も、取るとスッキリ見えます。
真柏の芽つみについて、よく「真柏は刃物を嫌う」として、ハサミやピンセットを使ってはいけないのかと思われる方が多いようです。
刃物を嫌う説は、「指で摘み取れる柔らかいうちにこまめに摘み取る」という解釈が妥当かと思います。
実際、ハサミを使ったからといって、枝が枯れることはありません。前述したように、葉ではなく、軸というか枝の部分を切れば大丈夫です。ピンセットも同じです。
真柏は芽つみを繰り返していれば、葉が密になってきて、格好よくなってきます。丈夫で、初めての方におすすめの樹種です。