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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

6月の持ち込み盆栽教室持ち物

皆様こんにちは。
5月は忙しさに疲れてしまったので、5月の持ち込み盆栽教室の持ち物はかけませんでした。すみません。
でも、みなさん5月になると葉が茂っているので、雑木類の葉透かし・葉刈りにお持ちいただきました。何を作業したら良いかは樹が教えてくれますね。

6月も引き続き枝作りの時期ですので、雑木類のお手入れが中心になります。
肥料は、五葉松は葉が長くならないようにまだ与えません。それ以外は、4〜5月に肥料をあげて葉の色が緑色が濃くて元気があれば、梅雨時期はもうあげなくて大丈夫です。

 

枝作りのために葉透かし・葉刈りなど

葉透かしもしくは葉刈りをしながら、枝の剪定や新梢の針金かけ、芽かき、芽摘みを行います。

ケヤキ・カエデ・モミジの葉が茂っているものを風通しよくしてあげます。小さい盆栽で葉数がすくないものは、無理してやらなくても良いです。

寒グミ・ピラカンサ・クチナシなど常緑の樹種も枝作りする時期ですので、お持ちください。

 

松柏類は、松系は7月までほったらかし、桧系は芽摘みなど

黒松・赤松は7月に芽切りを行いますので、6月は肥料を与えてそのまま新芽を伸ばしててください。

五葉松は、新芽が固まる7月以降まではそのまま肥料も与えずに何もしないでください。これから雨で水が多くなってしまうので、五葉松は軒下に移動するといいですね。

桧・石化桧は、芽摘みを行います。5月からよく伸びる時期ですので、芽摘みや剪定をしてあげます。針金かけて枝を伏せておくと良い枝棚になります。

真柏は芽摘みを行い、シャリを剥きやすい時期です。針金をかけも枝を伏せる程度はできる時期です。

 

花もの・実もの盆栽たちは、葉切りで水切れ注意

桜や梅などは、葉が大きく乾きが早いので、葉を切って乾きを抑えてあげるといいですね。花芽をつけるためには葉刈りはしません。

今花が咲いているクチナシやバラは、実成りのために花に水を当てないようにしてください。

椿や長寿梅は、6月以降の暑い時期に針金をかけるとよく曲がります。植え替えにも良い時期ですので、合わせて植え替えてもOKです。

スイレンボク・姫桜桃・キンズは、これからが暑くなって元気がつきます。針金かけや植え替えもOKです。肥料をたくさんあげておいてください。

 

6月の植え替え

芽出し前の春に植え替えられなかったものは、葉を減らして植え替え可能です。梅雨時期は曇りがち&湿度があるので、梅雨明けまでに植え替えましょう。植え替え後は日陰管理です。

一方、暑さが好きな樹種たちの植え替えに良い時期になりました。スイレンボク、姫桜桃、椿、キンズ、など植え替え適期です。暑さが好きなものは日当たり管理しますが、常緑で葉が多い場合は水切れに気をつけてください。葉を減らしてから植え替えでもいいですね。

 

持ち込みの盆栽教室は、上野グリーンクラブと横浜の2ヶ所で行っています。

詳しくは下記リンクをご覧ください。

www.bonsaichie.com

 

いよいよ梅雨入りですね。梅雨明けまでに葉透かしや植え替えを行いたいです。日除けの準備もしておいてくださいね。