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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

11月の盆栽教室のお手入れ持ち物

皆様こんにちは。早くも11月半ばになってしまいました。最近は月の半ばでお手入れ持ち物のお知らせをするという流れになってしまいましたが・・・今月はなんと言っても秋雅展が月初めにあって、その間にできなかった事務作業を終えたと思ったら、小品盆栽のオークションがあって・・・ようやくひと段落となりました。

そして、昨日は盆栽教室用の教材を仕入れてきましたよ。
来年用の桜も確保できて、少しホッとしました。来年の2月の単発教室の準備ですが、苗木の確保は毎年確実にできるわけではないので、まとまった数が必要なときはなかなか大変です。
最近は小さくて手頃な梅が入手できないので、桜の苗木がありがたいです。

それよりも、秋雅展にお越しいただいた皆様、ありがとうございました😊!
秋雅展では、普段の教室やボンスキージョなど、繋がりのある方々とたくさんお会いできて、みなさん楽しそうで、いつも嬉しいのです。良い樹をたくさん見る事、良い素材や鉢・道具に出会う事、それが上達への近道といいますので、展示会は積極的に見ていただきたいです。
今の時期は展示会が各地で開催されてますので、近盆さんのサイトなどから展示会をさがしてみてくださいね。

全国各地のイベントガイド│盆栽、盆栽書籍、盆栽鉢の通販│近代出版

 

では、11月の盆栽教室のお手入れについてご説明しますね。

黒松・赤松の古葉取りと針金かけ

今月は、なんと言っても黒松・赤松の古葉取りと針金かけです。
7月に芽切りしてから伸びてきた二番芽がしっかり固まりましたので、古葉を取って、新しい芽だけにします。
古葉を取ったら、要らない芽や枝を切ってスッキリしてから針金かけです。
砂植えの苗木だったら、赤玉土で植え替えまで行いましょう。

 

松柏類の針金かけ

黒松、赤松以外にも、松柏類全般の針金かけを行います。
真柏や五葉松などですね。
真柏は樹皮が硬くなっているので、幹曲げなども積極的に行えます。
五葉松は樹皮や枝元が裂けないように、枝を伏せて芽起こしするなど小枝の針金かけにしましょう。

 

紅葉し始めた雑木類は葉を落として剪定

色づき始めた落葉樹は、葉が棚場に溜まって汚さないように、葉を落としてしまいましょう。枝姿をみながら剪定もします。
肥料カスや雑草も抜いて、鉢もきれいに拭いて、冬支度です。
殺菌殺虫剤で消毒をしてから、棚下や軒下にて保護をしましょう。

 

暖地性樹種の保護が始まる

夜の気温が10度を下回ったら保護が必要です。横浜では、そろそろ棚下をきれいにしておいて、寒さがきたらすぐに棚下に入れられるようにしておこうという感じです。
今は、我が家では発泡スチロールに入れるまではしてませんが、先にキンズや姫桜桃、スイレンボク、台湾柘植を棚下に入れています。クチナシ・椿はもう少し棚上で頑張ってもらいます。
冬季保護については過去記事をご覧ください。昨年は12月初めに保護を始めてますが、今年はどうなるかな? 

昨年の11月半ばは、富士山が雪化粧してイチョウ並木が色づいていたのか。
富士山が雪をかぶったら冬支度の準備しようと目安としてきましたが、初冠雪は遅かったし、まだ雪をかぶったとは言えないくらいですよね。イチョウの色づきもばらつきがあり、まだ本格的ではないですね。

www.bonsaichie.com

 

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もうこの時期は、肥料は追加であげることはしません。
水やりは1日1回になりましたね。でも空気が乾燥気味なので、うっかり水切れ注意です。

最後に、花ごころさんから発売中の『盆栽の土』を記念して、上野グリーンクラブにてYouTube撮影をしていただきました!
カジメンくんは、あの大人気園芸YouTuberのカーメンくん公認だそうですよ👍
動画は植え替え回など今後も続きますので、引き続きご覧いただけたら嬉しいです。