皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
宣言解除をうけまして、6月より上野グリーンクラブ教室、横浜教室とも再開いたします。感染にお互いに気をつけながら、また盆栽を楽しみましょう😊
最近は、水やり1日3回の日が増えました。近年、5〜6月の日差しはキツいです。葉焼けもするので、こまめに水やりしましょう。まだ梅雨前は気が抜けませんね。
さて、多くのご質問をいただいた、桜のお手入れ。
以前、花後の剪定を掲載した旭山桜です。
「桜の葉が大きくなってビックリしたんですけど、大丈夫ですか?」とよく聞かれますが、桜の葉は大きめです。こんなものなので、心配せずとも大丈夫です🙆♀️
びよーんと伸びた枝を、針金かけて、輪郭から出た枝先を切りました。
大きい葉を小さめに切っておくと、乾きが少しは抑えられて、水切れの不安が少し減ります。
桜の剪定は、だいたい6月の梅雨入りまでには、終わらせておきたいです。まだの方はお早めに。
ちなみに、桜はしっかり枝を作っても枝枯れしやすいので、年々形が崩れていきます。毎年形が違っておもしろいというくらいのライトな気持ちで針金かけてます。
こちらは、富士桜。
びよーんと伸びた枝には、花芽は付きにくいですし、形を乱すので、輪郭に合わせて剪定します。
写真のように、びよーんと伸びた枝(徒長枝)の輪郭から出た枝を、葉を3〜4枚残して切ります。
向きの悪い枝は、針金をかけて修正します。
旭山桜、富士桜とも、先月しっかり肥料をあげて緑の濃い葉色なので、剪定後の肥料は置きませんでした。
剪定後にまた枝が伸びるとき、力がつきすぎると、また徒長枝が増えてしまうからです。
葉色が黄色っぽかったら、肥料が不足してるサインなので、あげてくださいね。
置き場所は、水切れや葉焼けをしないように半日陰に。でも、日陰すぎると花芽がつきません。ほどほどの日当たりで、水やりに気をつけられるのが理想です。
最後に、間伸びしてしまった旭山桜。3年ほど放置してしまいました。
見事な「びよーん」っぷりです。今年も律儀に咲いてくれたので、ここらで思い切って切り戻します。
先月肥料をたっぷりあげて、力をつけてから幹を半分の高さで切りました。傷口には癒合剤を塗ります。
上を大きく切ったので、根も切って植え替えました。
どこから吹き直すかは、賭けです。
前に切った時も「そこから?」って場所から出てきて驚かせてくれました。
皆さんも、切り戻す場合はお楽しみに。
肥料をたっぷり与えて、力を蓄えてからにしてくださいね。
ちなみに、これだけ大きく切るので、来年の花は諦めます。新しく枝を作る年にしてください。
大きく切る時期は、今のところ5〜6月で行ったことありますが、休眠期や新芽の吹く前が良いのかなあと思ったりします。
先の旭山桜は、花後すぐに葉芽まで長い枝を切っています。それが功を奏し、幹から新しい枝が吹きました。
間伸びする前に、早め早めの剪定が大切ですね。
でも、いつも花を見てからとぐずぐずして、この時期になってます。
良い時期ご存知の方は教えてくださいませ。
一つ、実験に、旭山桜の葉を葉刈りしてみました。葉刈りすると花芽はつかず、枝が増えます。旭山桜でどうなるのか…。枝が出てきたらまたアップしますね。
では、今日はこの辺で。明日は上野グリーンクラブで常設売店にいまーす👍