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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

<span itemprop="headline">きれいな緑色を保つ</span>

ついに霜が降りました!昨日から寒さが続いてますね。
今は雅風展のリハーサルが佳境に入っており、寒さもあいまって、“いよいよ”という感じのやまと園です。
 
ということで、展示会に出す真柏やヒノキの葉の色をきれいな緑色に保つために、室内に入れたり出したりしてます。
下の写真はずっと外に出していた真柏の葉の色。その下が室内に入れていたものです。

 
こちらが、室内に入れていたもの。

 
真柏やヒノキは、寒くて日に当たる状況だと『日焼け』して色が変わってきます。樹の自然な生理現象なのでどこか悪くなっているわけではありません。
日に当たると色が変わるので、日陰になる棚下に入れたり、室内に入れていたりすれば色は鮮やかな緑色に戻ります。
もちろん、曇りの日は外に出してやったり、夜露にあててやったりしています。
 
日焼けしたまま展示会に持っていっても、だんだんと色がきれいな緑に戻っていきますが、搬入の時に記念帳の写真撮りを行うので、映りが良いように色をきれいなまま持っていきます。あまり日焼けしたり戻ったりを繰り返すのは樹に負担がかかるそうですし…。
 
ちなみに、松は霜にあたると色がくすむそうです。松は『日焼け』ではなく『霜やけ』なんですね