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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

津山桧の芽つみと枝を透かす

皆様こんにちは。曇りがちの雨が降り、梅雨入り間近という感じですね。

雨が降ってるからと思い水やりは見送ってましたが、夕方に棚を見ると乾いてる鉢もあったので、乾いてるものだけ水やりしました。小雨だと鉢の中までしみてないですね。雨でも乾いてないか気をつけましょう🌧

 

さて、今日はヒノキの芽つみをやりました。4月から新芽が伸びて、ひと回り大きくなったヒノキたち。伸びた芽を摘みます。

作業前 津山桧f:id:bonsaichie:20210517225152j:image
f:id:bonsaichie:20210517225143j:imageピンセットでつまんでる部分を摘み取った後が、下の写真の赤丸の部分。
f:id:bonsaichie:20210517225147j:image摘んだ部分(切った部分)は茶色くなるので、その切り口が葉に隠れるようにするのがコツ。

輪郭からはみ出した枝の、軸を切り、葉の重なりでひと回り小さな輪郭に仕上げていきます。

まずは、伸びた所を短く切る作業です。作業には、枝葉が柔らかければ、指かピンセットで摘めます。固ければ、ハサミで軸を切ってください。

 

少し見やすくなったら、枝分かれの枝元にある細かい枝葉を減らして、二又分かれに整えます。

f:id:bonsaichie:20210517225758j:imageヒノキは、扇状に葉が出てきて、枝の分岐が密集しやすくなります。
f:id:bonsaichie:20210517225806j:image二又分かれに透かします。
f:id:bonsaichie:20210517225751j:image枝の裏から見た方が、二又分かれにする枝を見つけやすいかも。
f:id:bonsaichie:20210517225742j:imageビフォー
f:id:bonsaichie:20210517225755j:imageアフター

 

先の津山桧

f:id:bonsaichie:20210517225152j:imageビフォー

f:id:bonsaichie:20210517230858j:imageアフター (植え替えもしました)

芽つみをして、枝を透かせば、針金かけもしやすくなります。枝を伏せて、枝元を下げてあげると、もっと重厚感が出てきます。

植え替えは、新芽が動く頃か、枝葉の伸びが止まってからがいいのではと思います。春、梅雨、秋、の植え替えが良いかなと思います。

ヒノキは、2〜3年に1回の植え替え頻度です。根が張りすぎて、鉢底の穴から出てきてたり、表面に根が出てたら植え替えてあげた方がいいですね。

 

ヒノキは、真柏と同じくらい丈夫な樹種です。しっかりお手入れすると、優しく重厚感のある、素敵な盆栽になります。でも、真柏よりお手頃価格なのです。なので、盆栽初めての方にもおすすめです。芽つみの香りや、植え替えの時に根の香りが良いですよ。私、ヒノキ好きです。

では、今日はこの辺で😊