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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

教材真柏の3年後

こんにちは。関東は、寒くなったり暖かくなったりのお天気です。
真柏の記事が好評だったので、こちらの真柏も掲載します。
写真に撮っておくと、自分でもびっくりするほど変化してることに気づけます。

「うちの樹はまだまだ」と思っている方は多いですが、写真に残して比較してみると、「案外、うちの樹も良くなってるじゃないか」と思うのでは(^^)。私の師匠も、らくらくスマホになってから頻繁にスマホで写真に撮っていますよ。


今回の真柏は、盆栽教室での針金かけの教材にした、当時2,000円ほどの真柏です。
2016年に、挿木約5年生のものに針金をかけて、枝を伏せました。

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2016.11.16 教材として、小枝の針金かけを行う

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2018.10.10 小枝の針金かけは適宜やりなおしていた。太ったなと記録写真。

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2019.11.19 良く太り枝がボサボサなので、手を入れることにする。作業前。

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幹をジンにした。後枝がちょうど良い太さなので、それを芯に立て替えることにする。

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2019.11.19 針金かけ作業後

2016年の時点で頭の位置が高いとは思っていて、幹をジンにしてもう少し小さなサイズでスタートしようか迷ったのですが、針金かけの見本としてとりあえず枝を伏せておきました。

どんどん太っていく様子にワクワクしながら、手入れを後回しにし続け・・・いよいよ先日、幹をジンにしてしまいました。いや〜、立派なジンだ。

2016年から3年間、植え替えはしてませんでした。根もよく回って水通りがわるくなっているので、植え替えした方が良いですね。
樹皮をむいたジンに石灰硫黄合剤を塗るのは、1ヶ月経ってからにします。

しかし、太くなったな〜。3年間、自分も色々あったし記憶はおぼろげだけれど、樹はしっかり成長していますね。

3年前にジンにしていたら、もっと細くて華奢なジンだったろうし、もう少しサイズも小さく、懸崖形に角度を倒した真柏になっていたかと思います。どっちが良かったでしょうかね。

現在、真柏は人気で値段が上がっていますが、素材はまだ安価で手に入ります。強いので挿木で増やすこともできます。
盆栽を始めたばかりの方には真柏をオススメしています。丈夫だし、作り直しがしやすい樹種だからです。

安い素材からでも、数年もつと良くなってきます。
そして、一緒に歳を重ねて、成長具合をみながら「この枝どうしようかな〜」と悩んで、楽しんでください。
時には失敗して悪くなったりもしますが、それは、その時の思い出に。また枝葉が伸びて、違う姿を見せてくれます。気楽に気軽に時間の経過を盆栽と過ごしましょう。

ではでは、また(^^)/