芽切りしてます
小品盆栽は7月から黒松の芽切り真っ盛りです。
黒松の芽切り中❗️
— BONSAIちえ(豆松屋 山崎ちえ) (@bonsai_chie) 2017年7月5日
葉がチクチク、松ヤニだらけで手が…笑。でも、松ヤニの香り好きなんですよね〜✨
#盆栽#黒松#芽切り pic.twitter.com/bLZUbU6KsH
大品(大きな一般盆栽サイズ)は6月が芽切りシーズン。
これは、二番芽の伸ばす長さが違うから。
切る時期によって、二番芽(芽切り後に出てくる芽)の長さを調節しているのです。
大きなもの、古いものから芽切りをはじめ、後半は小さく若い松の芽切りをする流れです。二番芽の伸びがゆっくりな、赤松や寸梢黒松も早めに行います。
伸びた新芽を切ってみよう
「黒松の芽切り」
— BONSAIちえ(豆松屋 山崎ちえ) (@bonsai_chie) 2017年7月5日
新芽を切り、古い葉を5対に減らします。伸びてない芽は無理に切りません。2週間程で二番芽がでて、秋には締まった枝姿に。肥料は二番芽の伸びに合わせて施します。#盆栽#黒松#めきり pic.twitter.com/Zn4Z5fJ3Hh
伸びた新芽の元で切ります。
そして、古葉(昨年の葉)を5対(松葉は2枚で1対)にします。
古葉を減らすと
「あれ!?葉が少なくなった!新しい葉を出さなきゃ!」
と、樹が芽を出そうと反応します。
さらに、葉の量で、芽の勢いの強弱の平均化を図ります。
枝がグングン伸びてるところは、葉が多くないですか?
逆に芽の伸びが弱いところは、葉が少ないですよね。
多いところを減らして勢いを抑え、少ないところはそのままで、勢いが乗るように促します。そうして、下枝まで力の乗った枝葉を作っていくのです。
*「5対」というのは、目安です。
勢いの強いところはもっと減らしたり、弱いところはもっと残したりします。
いろいろと試してみましょう。
2週間ほどで二番芽が吹き、徐々に葉になっていきます。
「あ、出た出た!」
と、ホッとして嬉しくなる瞬間です(^^)。
芽切りの後は
まずは、水の乾きが遅くなります。
葉の量が一気に減ったので、水の吸い上げ量が減ったのです。
『乾いたらやる』を基本に、水やりしましょう。
二番芽が伸びるにつれて、再び水の乾きが早くなります。
肥料は、
芽切り後は外して、二番芽の伸びに合わせて与えます。
時期は小品盆栽では9月頃です。
実は、芽切り後の肥料は、人によって肥料の与えるタイミングは違います。
地域による気候の違い、樹の元気具合、さらには使っている肥料によっても変わるからです。
そのことについては、おいおい書きますね。
*五葉松は芽切りしません
芽切りをするのは、黒松と赤松。
五葉松は芽切りしません。
五葉松の芽の伸びを抑えるのは4〜5月の「みどり摘み」です。
ごっちゃになるので、気をつけましょう(^^)。
いざ!切ってみよう!
せっかく伸びた芽を切るのは偲びないですが、
ズバッと切るのは楽しいものです。
黒松の香りを感じながら、松ヤニで手を汚しながら、楽しんでください♪
二番芽がちょこんと出た時は、毎年嬉しくニヤニヤしてます。
ますます可愛く感じますよ(^^)♪