今日は風が冷たいですね。日に当たらないと冷えてしまいそうです。
今日は五葉松の芽摘みを教わりました。
黒・赤松は『芽切り』といって、7月の中旬頃(小品のサイズの場合)に今伸びている芽を切る作業をします。芽は暖かい時に伸びるので、切った後の2番目に吹いた芽は短くとまり、小さな樹形を維持できます。
五葉松は、切っても番目が吹かないので芽切りはせず、今伸びている“芽を摘む”ことによって枝を短く維持していきます。
ろうそくの様に伸びているのが芽です。ろうそくの、つぶつぶしているのが葉になります。
伸ばしたい所は残しますが、短くしたい所は芽を摘みます。葉の部分が残らないと葉のない枝になってしまいます。
手でも取れますが、ピンセットで的確に摘んだ方が良いです。
芽摘み前
芽摘み後
葉になる部分が、今の葉の部分よりずいぶんと上にいってしまってます。この樹は新芽が伸びすぎてしまってました。もう少し早くやってあげるべきでした。
伸ばしたい所の芽に針金をかけて今のうちに少し曲げておいても良いです。ただし、ヤマザキは芽を二つも折る失敗をしました。やさしく曲げてあげてください。
芽を摘んだところに来年の芽ができます。早いうちに摘んであげる方が傷が目立たなく、来年の芽がつきやすいそうです。
黒松は、今の時期に古葉を少なくして、新芽の伸びをうながします。松は葉の総体の量を維持しようとするので、古葉が減れば、新芽を伸ばして葉の量を戻そうとするそうです。
なので、五葉松は今の時期に古葉を減らしてしまうと新芽がびゅーっと伸びてしまいます。五葉松は芽切りをしないので、芽が伸びてしまうと間延びした枝になってしまいます。
五葉松、もう一本。
本当はこれくらいの長さのうちに摘みたいです。摘めないくらいまだ小さいものは無理に摘まず、もう少し伸びたら摘んであげれば良いです。
分かりにくいかもしれませんが、芽摘み後です。