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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

<span itemprop="headline">桜のあと</span>

今日は雨なので、水かけの心配がありませんね・・・と思うのですが、「軒下と棚下が乾くかもしれないから気をつけてね」とよく注意されるので、気をつけたいと思います
 
さて、桜もすっかり散ってしまいました。来年の桜を楽しむための作業に移っています。
まずは、しだれ桜のナイアガラがすっきりしている様子を。

 
花を落として、枝を切り詰めました。針金をかけて模様をつけます。新芽が来年の花をつける枝になります。植え替えはせず、肥料をあげて枝の伸びをうながしてやります。

 
お次は、雲竜桜です。別名「湖上の舞」と呼ばれている種類で、自然に枝がジグザグに出るので模様が面白いものです。
こちらはポットを外して植え替えます。

 
びゅーっと伸びたままなので、針金で曲げて流れをつくります。針金をかける際は、樹が揺れて根を傷つけてしまうので、必ず植え替え前に行います。植え替えてから大きく曲げようとしても、根元が安定せずうまく曲げられません。
植え替え後は、新芽にかけるなどの軽い修正程度にします。細い針金で、樹を揺らさないように気をつけて、負担がかからないようにします。コツは、“ピンセットで新梢をつままずに、かけてる針金をピンセットでつまむ”こと。チャンスがあったら親方の手元を撮ってみますね。

 
ポットを外すと、根が詰まるほど伸びてはいなかったので、軽く土を落とす程度に切りつめました。

 
植え替え後。安定を優先して、大きめで樹も鉢も転がらない形にしました。桜は水切れしやすいので、あまり鉢を小さくしない方が良いようです。
根を切ったばかりの樹に肥料をあげると根が傷んでしまいます。2週間以上経って、根も葉も充実したらあげましょう。