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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

〈記録用〉売れ残り赤松の過酷な改作

今日は風と雨の強い一日でした。横浜より都内の方が風が強かったみたいですね🌬。

土日に教室などがんばったので、月曜は半分お休みモード。のんびり朝起きて、メールの返信や仕事中の忙しい人に意味のないLINEを送ったりして、気の向くままに作業します。

今日は常設売店で売れ残ってしまった赤松を作り直すことにしました。芽切りから始まり、針金かけや植え替えまでと、適期ではない過酷な作業を一気にやってしまったので、どうなるか経過観察のための記録用です。※作業内容はお勧めできませんので、ご注意ください。いつ、どこまでやってしまうと樹にとってツライ作業なのかが知りたいので、色々と試しております。

f:id:bonsaichie:20200622192224j:image作業前の赤松。まずは芽切りをして、枝が見えるようにします。

f:id:bonsaichie:20200622192326j:image新芽を古葉の少し上でカット。

 

f:id:bonsaichie:20200622191648j:image芽切り後。根上がりの半懸崖樹形です。枝が伸びすぎて、根上がりの見所を隠してしまってます。枝の方が大きく見えるというか…ボサッとしてます。

f:id:bonsaichie:20200622191855j:image枝も三又になってたり、伸びすぎてたりとイマイチ。

 

f:id:bonsaichie:20200622192027j:imageまずは、せっかくの下枝ですが、ズバッと落とします。松は、剪定後にマツヤニが吹くので、長めに残して切ります。マツヤニが止まれば、皮をむいてジンにします。

 

f:id:bonsaichie:20200622192134j:image伸びすぎた枝は、枝元側の小枝まで切り戻し。


f:id:bonsaichie:20200622192139j:image芽の動いていない枝を剪定。ハサミで切ろうとしている枝の古葉の中心部には、あるはずの新芽がありません。こうした枝は枯れてしまうので、剪定します。

他の要らない枝も剪定し、古葉を5対に減らします。

f:id:bonsaichie:20200622192603j:image剪定、葉透かし後。二又分かれを基本にしますが、樹幹部(頭のところ)は枝数多めに残します。

 

f:id:bonsaichie:20200622192836j:image銅線で針金をかけました。

 

f:id:bonsaichie:20200622192949j:image針金で根上がり部分をギューっと引き寄せます。針金で傷つけてしまう根元は、網を当てて保護します。枝の配置が思うようにいかなかったですが、ここは諦めて新芽が出てから秋に再挑戦。

 

f:id:bonsaichie:20200622193134j:image植え替えまでやってしまいました。枯れることは無いと思うのですが、新芽の伸びは悪いかもしれません。過酷な作業してごめんよぅ。日差しが強い日は、半日陰に移してあげようと思います。

さて、今後どうなるか。根や枝が落ち着くのに1〜2年はかかりますかね。今年の秋に新芽がきれいにそろえば嬉しいです✨

夕方は盆栽レンタルの納品に伺い、今日は終了。明日はくもり予報か。作業たくさんできそうだなぁ💪

では、また。