3月に入って日差しも気温も暖かくなり、新芽が動いてきました。
いよいよ本格的に植え替えシーズン突入です。
芽吹きの早い、野バラを植え替えました。
— BONSAIちえ(豆松屋 山崎ちえ) (@bonsai_chie) 2018年2月19日
盆栽の植え替え適期は「芽が動き始めた頃」。
新芽がプツプツとふくらみ、色が変わっているのが合図です。
いよいよ、植え替えシーズンスタートです(^^)。#盆栽 #bonsai #野バラ https://t.co/AFWM0c8odC February 19, 2018 at 07:37PM pic.twitter.com/jYWCcrcjH1
植え替え適期を見分けるもう一つは、「白い根が出ているか」。
— BONSAIちえ(豆松屋 山崎ちえ) (@bonsai_chie) 2018年2月19日
根が動き始めてれば、根を切りつめてもすぐに新しい根が張ってくれます。
迷ったら鉢をいてみるべし👍#盆栽 #bonsai #植え替え #野バラ https://t.co/i6uO8gpgdw February 19, 2018 at 07:40PM pic.twitter.com/TOshTjQ6bZ
植え替えは、「遅いより早い方がいい」と言われています。
これは、植え替え時期のことで、もう葉が広がってしまった頃に植え替えするよりは、芽が動きはじめたかどうかくらいの早めの方がいいということです。
葉が広がって水の吸い上げスピードが早く、しかも新芽の柔らかい時に根を切ると、水の吸い上げが悪くなり、新芽が傷んでしまうからです。
なので、植え替え作業は、なるべく早い時期から一つ一つを素早く行い、葉が広がる前にやり切りましょう。
でももし植え替え作業が間に合わなかったら、6月頃に葉刈りして植え替えることもできるので焦りすぎないでくださいね(^^)。
植え替え適期の見極め方
ツイッターでも書いてる通り、植え替え適期は「芽が動きはじめた頃」か「白根が出ている頃」。
樹種や環境によってタイミングが違うので、よく盆栽を見ながら判断します。
逆に言うと、樹の様子をしっかり見ていれば、HOW TO本に書いてある植え替え時期を暗記せずとも植え替え時期がわかるようになります。
「樹種がたくさんあって覚えきれないよ〜」と私も思ってましたが、樹の様子を見ていればいいだけなので、実はシンプルなのです。
植え替えの大まかな時期
ざっくりと植え替え時期を言えば、
3月は雑木類(葉もの、花実もの盆栽)、4月は松柏類と常緑広葉樹(暖地性のもの)です。
でも、芽出しの遅いケヤキは4月頃になりますので、一つ一つをよく見て判断することになります。
その他、常緑広葉樹のクチナシやチリメンカズラ、ツバキなどは「早い方がいい論理」からは除外して、暖かくなるまでしっかり待ってください。特に寒さに弱いキンズは5月に入ってからが良いです。
植え替え手順
自分の手元を撮影できないので、以前、親方のやまと園の広瀬先生に撮らせていただいた写真でご紹介。せっかくなので普通の紙面ではできないほど細かく載せます。
たくさん作業があって焦ってしまいますが、根が乾かないように気をつけてくださいね。鉢の準備で時間がかかりそうな時は、濡れタオルを根にまいて保護しておきます。
そして、一番大切なのは樹の固定。しっかりと針金で固定しないとグラグラして根が張れません。
樹の固定方法は、写真のやり方の他に、鉢底穴から通しておいた長い針金で根をしばり、やっとこで絞っていく方法もありますね。
キミさんのページもとっても参考になります。キミさんの固定方法は、長い針金をやっとこで絞っていくやり方ですね。
ということで、しばらく植え替え作業に追われ、次第にモミジなどの芽が伸びて芽摘みにも追われてきます。
盆栽愛好家にとっての春は、超忙しい時期。
花粉症でくしゃみしながら、土で手があれながら、春を楽しみましょう!(^^)/