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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

針金外しと肥料のせ

皆様こんにちは。暑いですね。風は気持ち良くても太陽ギラギラです🌞。

雑木類など、暑さに弱く葉焼けするものたちは、寒冷紗(日除け)の下にいれました。

日除けはスダレでもokなので、日差しを和らげてあげられるようにしましょう。午後から日陰になる場所に移動させるのも良いですね。

日除けできてない方も、こまめに葉水をかけることで、温度上昇を防いであげるとだいぶ違います。来週からは梅雨らしくなるようなので、それまでの辛抱です。

 

梅雨明けからは受け皿や二重鉢にするなど、水切れしないように工夫が必要な時期です。

夏の水切れ対策(簡易版) - BONSAIちえ

自動灌水機についても検討してみると良いですね。近々皆さんに教えていただいた作り方をまとめたいと思ってます。

 

針金外し

さて、6月は枝の伸びが一旦、止まる頃です。黄緑色だった新芽が、濃い緑色に変化して、葉が茂ってませんか?

そして、枝が伸びたということは、枝が太ったということです。

冬や春に針金をかけた樹々の、枝を見てみてください。針金が食い込んでいると思います。f:id:bonsaichie:20210611201339j:image

針金が食い込んでいる様子は「ズボンにお腹のお肉が乗ってる感じ」と例えてますが、どうでしょうか?分かりますか?

ご参考に↓真柏の針金外し&枝を伏せる程度の針金かけ - BONSAIちえ

このまま放っておくと、さらに食い込んで枝を傷めますので、外してください。

針金切りで細切れにするか、針金を逆回転させて外します。

松柏類や、新芽が柔らかいうちに針金かけた雑木類も、食い込んでないかチェックしてくださいね。

特に雑木類は、食い込み跡が残りやすいです。

食い込んでると思った針金を外してみて、枝の形が元に戻ってしまったならば、かけ直せば良いのです。今の時期は1ヶ月で食い込むものもあるので、油断禁物です。

 

肥料のせ

黒松や赤松の芽切りに備えて、新芽の伸びがイマイチ悪いものは、早めに肥料を与え直してください。

f:id:bonsaichie:20210611204149j:image春に植え替えて、芽の伸びが他より遅い感じの黒松。他の黒松は、もっと新芽が伸びだしてますよね。
f:id:bonsaichie:20210611204143j:image小さめの油粕を4つ置きました。化成肥料でも大丈夫です。

今年は全体的に芽の伸びが早かったので、ぐんぐん伸びてるものがほとんどだと思いますが、芽の伸びが弱いものは、肥料を乗せ直して、日当たりの良い所に移動させて様子をみます。それでも調子が悪そうなものは、今年は芽切りは行わないようにします。

芽の伸びが悪いものは、根詰まりしていたり、根が傷んでることもあります。

そういうものは、日陰に置いて活力剤を与えた方が良いと思います。葉の色が黄色いもの、芽や葉に勢いがないものなどは要注意。それぞれの様子を見てください。

芽切りの時期は地域差があります。寒冷地の黒松の芽切りは、6月からスタートしてると思います。お近くの先輩に「芽切りの時期」を聞いてみましょう。

芽切りについてはこちら↓黒松・赤松の芽切り - BONSAIちえ

 

最近は、松柏類の針金外し、葉透かし、肥料のせなど、松柏類の手入れをしています。雑木類の葉透かしや針金かけもやりたいので、手が足りません。

あれもこれもやりたいのですが、一つ一つが楽しくなっちゃって、更に時間かかるんですよね…。針金かけや植え替え、取り木や挿木…。創作意欲はほどほどに、数をこなす"お手入れマシーン"に変身したいと思います🤖✨

では、また😊