皆様こんにちは。梅雨のような、そうでないようなお天気ですが、いかがお過ごしでしょうか。雨だと水やりラクでいいですよね。
「雨の日は盆栽はどうしたらいいですか?」と聞かれますが、盆栽は雨でも外に出しっぱなしにして、雨にあててください。しっかり水が染み込んで、湿度も上がって、盆栽がイキイキしてるように感じます。しっとり感のある盆栽もきれいです。
↓詳しくは過去記事にて。
【盆栽ギモン】盆栽は雨にあてていいんですか? - BONSAIちえ
さて、NHK文化センターの青山教室でも盆栽教室をさせていただくことになりました。
NHK文化センターの青山教室
【日程】
7〜9月 第3土曜日 13:00〜15:00
(7/17, 8/21, 9/18)
教材は、五葉松、姫桜桃、ベニシタンを予定しております。
※教材は変更になる場合があります
定員は10名です。ご希望の方はお早めにお申し込みください。
NHK文化センターの横浜ランドマーク教室
同じくNHK文化センターの横浜ランドマーク教室はすでに4〜6月よりスタートしてまして、7〜9月期も続けて開講させていただきます。
横浜教室の方は、現在満席でキャンセル待ちとなります。
どちらも、はじめて盆栽にふれる方向けの教室です。
まずは、作ってみる「植え替え作業」に慣れていただき、日々の水やりを経験していただきます。
3ヶ月の間に季節が変わって、枝が伸びたり、水やり回数が変化します。剪定や夏越しの工夫をご案内しますので、盆栽との日々を楽しんでいただけたらと思います。
現在、文化センターのお教室では、感染症対策のため、生徒さん同士で向かい合えない座り方になっています。学校の黒板スタイルという感じです。
そのため、見えづらかったりご不便おかけいたしますが、手元を映すカメラとテレビモニターを使用したり、プリントのイラストでお伝えしております。収束したらば、机を島にして、皆さんで向かい合うスタイルにしたいと思います。
盆栽はおうち時間の潤いに
盆栽の水やりは、毎日行います。今は1日に2〜3回、夏は1日に3〜4回あげることも。
これまでは、水やりが大変で、手入れが必要で、面倒な趣味と言われてきました。
でも今は、おうちの中でやることがあることに、ホッとする自分がいます。
お世話をするって、息抜きになるのだと思います。
それに、植物は、季節の移り変わりを教えてくれます。
新芽が出たり、花が咲いたり、紅葉したり。
ずっと続くかに思える閉塞感の中で、確実に季節が進んでいることに気付けます。
水をあげる作業は、難しいものではありません。「乾いたらたっぷり与える」それが基本です。
でも、その”樹の様子をみるという感覚”に慣れていなので、水切れして枯らしてしまうことが多く、盆栽は難しいと捉えられているだけです。
植物や樹の様子をみながら暮らすというのは、これまで慌ただしかった日常から、自然時間へ時間軸が変わる感じがします。季節の移り変わりを、新芽が伸びたりする変化で気づけるからです。
そして、水やりの時間は息抜きの時間となっていきます。
時代や生き方を見直す時だからなのか、今、盆栽への注目は高まっているように感じます。かつてお爺さんばかりだった盆栽の売店には、若い人たちが多く訪れています。
盆栽は、高価なもの、難しいものばかりではありません。
(もちろん、覚えることもあるので、知識と経験を重ねていくことになります。)
もっと気軽に、身近に、盆栽を楽しんでいただきたいと思います。私は、盆栽とは「植物と生きる生活文化」だと思います。
その入り口として、盆栽教室をご利用いただけましたら幸いです。