今回はもみじの実生苗の寄せ植えです。今月号は早くも手元に届いてますが、先月のものをもう少し紹介させてください。
実は先月号に載っているもみじは、有り難いことにお客さんに買い上げいただいて手元にありません。なので、撮影の前に練習でつくってみたもみじの写真になります。作業日は同じ2月28日。
近盆に載った方は寄せ植えしてからすぐに針金かけをしたのですが、こちらはさぼってて1カ月ほど経ってから針金をかけました。すると・・・すぐにかけた時とのちがいが。
ずばり、針金の太さが変わってしまったんです。当然ですが、1か月の間に太っているので、前より太い針金をつかわなければいけませんでした。まだ根が充実してない時に巻く針金は、細い方が樹がぐらつかずに済むのでより負担が軽いはずです。
それと、記事を見て「針金を巻いてから植えつけした方がいいんじゃないか」と思った皆様。私もそう思って聞いてみたのですが、そうすると苗を寄せる時に針金がジャマして植えつけにくいようです。ジャマにならないように根もとにきっちり巻いて寄せると、今度は針金を外す時に苦労しますし。
形を作る時は、枝でもなんでも柔らかいうちに曲げてあげた方が、樹への負担は少ないようです。