落葉樹の植え替え
さてさて、国風展が終わると盆栽教室がスタートし、植え替え祭りのスタートです🌱
2月は寒さ厳しい時期ですが、半ばを過ぎると寒さが緩み始めて新芽が動き出します。新芽が開く前、動き始めが一番の植え替え適期となります。
植え替えの目安(ざっくりと)
2〜3月 雑木類(落葉樹)
3〜4月 松柏類
4〜5月 雑木類(常緑樹)
松柏類の中でも、寒さに強い樹種、暖かい方が好きな樹種といます。暖かくなってから植え替えた方が良いのか、寒いうちに植え替えた方が良いか、自生地を参考に時期を判断してください。
落葉樹は「新芽が開く前」が大事です。寒いうちに早めに植え替えて、凍結や霜に気をつけるよう、その後の管理にも留意していてください。葉が開いちゃったら、無理に急がず、4〜5月に葉透かしして植え替えれば大丈夫です。
今年の3月は暖かい予報ですので、3月は新芽の動きが一気に進むかも。早め早めに植え替えた方が良いかと思います。
ちなみに、植え替え頻度は2〜3年に一度。水通りが良い、元気をつけたい場合は、植え替えなくても大丈夫です。植え替えれば元気がつくわけでもありませんし、樹にとっては大手術をするようなものなので、無理をさせないように。
毎年植え替えるほど根の張りが早い樹種は、カエデ、イボタ、クチナシ、レンギョウくらいでしょうか。それ以外の樹種は、ほどほどで大丈夫です。
「これいつ植え替えたっけ?」と思った方は、教室のカルテを見直して植え替え計画を立てましょう。あとは、鉢の裏をみて鉢穴から根が出ていたり、水をあげてもすぐに引いていかない、乾きが悪いなどの状態だったら植え替えます。
そして、植え替える鉢は2~3個を目安にしましょう。あまり多いと終わりませんのでほどほどに。焦らずに4〜5月の植え替えでも全然大丈夫ですし、秋も植え替えに適しています。盆栽雑誌とか動画とかSNSで「春の植え替え」とたくさん紹介されるので焦るかもしれませんが、絶対春じゃなきゃダメってことはないですからね。
植え替えでは手が荒れるのでハンドクリームをお持ちくださいね😊。エプロンもあった方がいいかも。
松柏類の針金かけ
松柏類は新芽が動き出す前に、針金かけを終わらせましょう。柔らかい芽が手に当たると折れてしまいます。
厳寒期よりも少し暖かくなった方が枝への負担は減るので、2〜3月は針金かけに適した時期です。
真柏、黒松、五葉松、赤松など、針金掛けが冬のうちに終わらなかった方は、ゆっくり針金かけしましょう。
取り木
新芽が吹く前に取り木をかけることもできます。落葉樹の取り木を計画していた方はお持ちください。取り木は5〜6月でも大丈夫です。
持っていく盆栽で迷われた方は山崎へご連絡ください。
春の教室は早めに予約が埋まってしまいます。また、今年のUGC教室は、イベントが多くて3~4月の開催日程が少なくなってしまいました。ご了承くださいませ。
では、立春盆栽大市や国風展、ぜひ楽しんでください♪そして、寒さ厳しいこの頃ですが、風邪などに負けぬよう、春を迎えましょう😊。
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