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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

ヤマモミジの葉透かし

皆様こんにちは。雑木類もワサワサ茂っております。ワサワサのまま放置してると、中まで陽が入らず、中の枝が枯れたりします。

「フトコロ枝」と呼んだりしますが、幹に近い小枝が無いと、間伸びした姿になり格好が悪くなります。

多すぎる葉を減らして、中まで光や風が通るようにしましょう。うどんこ病やアブラムシ対策としても重要な作業です。

作業日 4月23日 山モミジの寄せ植え

f:id:bonsaichie:20220423223544j:imageワサワサ茂ってしまいました。新芽の芽つみを怠り、伸び放題です。

f:id:bonsaichie:20220423223721j:imageまずは、伸び過ぎた新芽(新梢)を切りましょう。赤い枝は、今年伸びた新しい枝(新梢)です。葉までの間隔が長く、間延びしています。こういう時は、出た所まで切り戻します。
f:id:bonsaichie:20220423223718j:image今年伸びた新芽の元には芽が用意されてる場合が多く、切ってもすぐに新しく枝が伸びてきてくれます(上写真)。

もっと短く枝を切り戻したい場合は、まずは葉を透かして、中まで光を通しておいて、中の新芽が動いてから切り戻しましょう。いきなり短く切り戻すと枝が弱る事があります。

f:id:bonsaichie:20220423224256j:image伸び過ぎた枝を切ったところ(上写真)。

次は、2枚の葉を片方減らして、葉の量を半分にします。特に、上部や外側の大きめの葉を減らすようにします。中側の小さな葉は減らしません。

また、枝を太らせたい部分は剪定や葉透かしは控えます。

f:id:bonsaichie:20220423224549j:image葉透かし後。上から見て下が見えたり、向こう側が見えるくらいに葉が減っていれば大丈夫です。
f:id:bonsaichie:20220423224551j:image今回減らした葉の量。また2週間もすると新しく新芽が吹いてきますので、芽つみや芽かき、葉透かしを随時行ってください。

肥料を与えて、春は日当たり風通し伸び良い場所で、夏は半日蔭で管理します。梅雨前の葉焼けにご注意ください🌞。

では、今日はこの辺で。

第1回翠緑盆栽展は4/24の16:30までです。翠緑盆栽展 | 日本盆栽協同組合

24日教室ご参加の方、一緒に楽しみましょう😊どうぞよろしくお願いいたします。