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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

真柏素材の針金かけ

皆様こんにちは。連日お暑うございます🌞✨

日中の暑さ対策に、棚場にミストを試行錯誤中です。また今度ご紹介しますね。

さて、今は真柏素材の針金かけを千本ノックのように、ひたすらやってます。

この真柏は糸魚川真柏より葉性は太いですが、その分太りも早く、杉葉になりにくいです。はじめはこういう素材がおすすめです。長く持てば、葉は細かくなりますしね。

これらの素材は挿し木から約3〜4年の素材です。皆さんも挿し木から作ってみてはいかがでしょうか?

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f:id:bonsaichie:20200811211347j:image①アフター

 

f:id:bonsaichie:20200811211432j:image②ビフォー
f:id:bonsaichie:20200811211435j:image②アフター

 

f:id:bonsaichie:20200811211521j:image③ビフォー
f:id:bonsaichie:20200811211516j:image③アフター

 

f:id:bonsaichie:20200811211549j:image④ビフォー
f:id:bonsaichie:20200811211546j:image④アフター

 

f:id:bonsaichie:20200811211646j:image⑤ビフォー
f:id:bonsaichie:20200811211638j:image⑤アフター


f:id:bonsaichie:20200811211635j:image⑥ビフォー
f:id:bonsaichie:20200811211642j:image⑥アフター

作りはじめはまだ葉を多めに残してますので、ボサボサ感がありますね。

今のところ、②と④の素材が出世しそうですね✨

 

真柏の幹を曲げる時に気をつけていること

1, 幹の曲げは、先に曲げていた方向と逆巻きに針金を巻く。

先に右巻きだったら、今度は左巻きに曲げます。その方が、ただの螺旋状よりも面白味が出ます。

2, 樹の芯は太い幹でそのまま作る。

素材によっては、懸崖樹形を作ろうと太い枝を下枝に使って、他の小枝で頭を作り変えようか迷うこともあるのですが、小枝を頭にしても不自然な場合が多いです。なので、太い枝をそのまま幹として頭まで作ることが、自然です。

3, 頭、下枝、裏枝(もしくは引枝)の3点があれば、三角形になる。

まずは、樹の頭である樹幹部を決め、下枝を決めます。裏枝や引枝で奥行きや広がりも表現できます。最低でも、頭と下枝の2本の枝で形はできます。

 

初めから作り込みすぎず、曲げてるうちに思いもよらない形になることもあり、成り行きに任せることも楽しいです。

幹の舎利(シャリ)は、ある程度幹が太ってから削りましょう。ジンは、先に作りたいジンのイメージがある方は、計画的に枝を伸ばして太らせましょう。

 

素材は、一つ一つ枝の出かたなど違いがあり、個性が出始めています。その個性を伸ばせたらいいなぁと思いながら曲げてみます。こちらの思い通りにしようと無理に曲げると折れますので、程々に🤭。

模様木樹形にするには、枝の出かたの見極めが必要です。まずは半懸崖樹形が作りやすいです。

8月に入り、だいぶ曲げやすくなってきました。真柏の針金かけの適期は9月〜翌春です。もう少し秋が深まってきてからの方が、樹皮が硬くなるので曲げても裂けにくく、安心です。

 

暑さは、今週がピークですかね。水やり多めで乗りきりましょう。皆さんも熱中症にお気をつけくださいませ🌞💦

では、今日はこの辺で。