みなさまこんにちは。
京都で開催された雅風展から帰ってくる日に高熱にうなされまして、病院へ行ってみたら、やっぱりインフルエンザでした。
休講にさせていただいてしまいました教室のみなさま、大変申し訳ありませんでした。野梅の教材をやる予定でしたのに、すみませんでした。次回まで花が咲かなかったら持っていきますね。
ご心配とご迷惑をおかけしまして、ようやく体が動かせるようになってきました。
薬のおかげで高熱はすぐに下がったのですが、副作用か頭がクラクラして、結局たくさん寝ておりました。
まだ少し薬が残っている感じで、下を向いて作業しようとしても目の奥がズシッと重く、とても針金かけなどできなそうなので、棚場の掃除や消毒をすることにしました。今日はポカポカして暖かかったですし。羽虫が飛び始めてて、あれ、もう春?というくらいの気候です。
冬の消毒といえば、石灰硫黄合剤。冬季は木がお休み中なので、30倍の濃さでかけることができます。
30倍希釈液を作る計算をできたつもりなのですが、ちょっと答え合わせのつもりで皆さんに見ていただきたいです。
参考にしたのはこのページ
ボトル洗剤の希釈方法(〇〇倍に薄めて使用) | ブログ
問題:バケツに6リットル分の、30倍に薄めた石灰硫黄合剤の希釈液を作る。
6000ml ÷ 30 = 200ml (原液の量)
6000ml - 200ml = 5800ml
回答:5800mlの水に200mlの石灰硫黄合剤を溶かすと、30倍に薄まった6リットルの希釈液ができる。
これで合ってますか?ヽ(=´▽`=)ノ
学生の時からこの手の希釈液の問題、苦手だったんです。いつも人に聞いてから希釈液作っていたのですが、いや〜、自分でできてスッキリ。
石灰硫黄合剤は、その名の通り硫黄で臭いですし、無理に使わなくても、他の殺菌殺虫剤を利用すればよいです。
ただ、このバケツいっぱいの薬剤に、ドブんと盆栽の頭からつけるの、効く気がして。特に黒松は、アブラムシが多いし、樹皮が重なってその間に虫や黒カビみたいに苔?が覆うのを撃退するのにちょうどいいんです。カイガラムシにも効きますしね。
作業に取りかかると夢中で写真撮れなかったので、下記のページをご参考に。
http://bonsaiya.world.coocan.jp/bonsai-turedurekusa-13/03.htm
作業は、使い捨てのビニール手袋をご使用になった方がいいですよ。臭いし、肌が荒れたりヒリヒリして危険です。
石灰硫黄合剤をかけた盆栽は、薬で白くなります。これは水かけの度に少しずつ流れて春には分からなくなります。
冬の時期、売店などで白っぽくなってる盆栽を見たら、それは消毒済みということです。念の為店主さんに聞いてみましょう。
では、今日はこれにて。
皆さまも風邪やインフルエンザに気をつけてくださいね。
来月は、国風盆栽展が開催ですよ〜♪