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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

作業が進まなくてダメだなって時

こんばんは。
秋雅展が終わり、気が抜けてぼーっと過ごしながら、ようやく作業モードが戻ってきたこの頃です。

ぼーっとして作業しても全然仕事進まないじゃないですか。
葉が色づいて、落葉樹の葉を落としてあげて、棚をきれいに掃除して、枝が伸びてるのとかも手入れして、年内にたくさん売ろうと思っているのに・・・全然進まない。
「やることいっぱいあるのに、何してるんだ、ダメだな。」
ってイライラして、ふてくされて、またダラダラするのです。 

 

そんな最近、ふと、気づいたのですが、
仕事進まないのって、決断力が落ちてる時ってことですか?

 

棚の掃除でも、
「紅葉してるやつを作業する」って決めたら何も考えずに作業すればいいのに、
「あ、これを先にやってからがいいか」とか「いや、こっちか」と決められずに、結局棚をウロウロしちゃって、進まない。

真柏の素材に針金かけようと思っても、どの枝を切るかで悩んで、進まない。

でも、真柏をいくつかさわってるうちに、枝抜きに慣れてきて、スピードがあがってきたんです。
数をこなすうちに、経験値が増えてきて、枝抜き(枝の剪定のこと)の判断が早くなりました。

話が脱線しますが、枝抜きや針金かけは、毎年、毎回「こうしたらどうか」と悩んでます。
「こうすればいい」という正解は、ある程度まではあると思いますが、その先はセンス。
これでいいのか自問しながら、他の人のセンスに影響されながら、「こうしてみよう」と今までと違うことをしてみたりもしてます。

 

日々、「何をする」の決断の積み重ねじゃないですか。
決めることができず、遅かったから、いつまでも進まないんだって、思いました。

仕事が進まずにダラダラモードになったら、決められていないことを認識する。
そして、決められるようになるまで作業を積み重ねる。

散らかった棚場や部屋を見ても、片付ける判断力が今はないなら、「今はいいや」と割り切って、体を動かしてできる作業を進める。
そうしてるうちに、テキパキ判断ができるようになるんじゃないかって、思い至ったのです。

何を言いたいかって、
「片付けられてない時、そんな時もいいじゃないか」
「とりあえず、判断できる時にやればいいよ」
「判断できるようになるために、頭より体動かしてできる作業を進めてよう」
って、自分に言ってあげたいのです。

 

はあ。そんな今日この頃です。 では、また。