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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

夏をいかがお過ごしですか(^^)?

夏は盆栽界もお休みモード

8月に入り、暑い日々が続きましたね。関東では、今週は曇りと雨の多い予報。
冷夏の年は黒松の芽の伸びが心配になります。
先月からだいぶ投稿がご無沙汰になってしまいました。
みなさまいかがお過ごしですか?
今月はサンケイリビングカルチャーの教室もお休みです。
ご参加の皆様、お気をつけくださいませ(^^)。9月の教室は「真柏」です。お持ちの方は持ってきてくださいね。

 

今週〜来週にかけて中国に盆栽手入れの出稼ぎに行ってきます!
しばらく投稿できないので、最近の盆栽についての気になるところを書きますね。

 

旅行の時の水やり、どうしてますか?

お盆休み前に書こうと思っていて書けなかった、長期旅行の時の水やりについて。
「1週間旅行にいってて、水やりできなかったの・・・」と言って枯れてしまったという方がとても多いですから、慌ただしい長期旅行の前に、盆栽の水管理についてもお忘れなく。

水やりができないときは、受け皿で腰水管理。

鉢底の穴から水を吸わせて水持ちよくさせる方法です。
腰水(こしみず)とは、鉢底の穴の高さより少し上あたり。
鉢が全て水に浸かってしまうと、根が呼吸できないですから、鉢の1/3~1/5の高さが水に浸っている程度にします。
↓それを、

受け皿の水が熱湯にならないよう、半日陰に移して、風に当たるところで管理してください。

*鉢数が多いときは、たらいやバスタブに入れて、同じく腰水管理です。

出かける日数分、水の面積を広くして、水がなくならないようにしてください。

事前に予行練習できると、安心ですね。

旅行から帰ってきたら、受け皿から盆栽を出し、1~2日は半日陰で管理してから、通常の棚上へ戻します。
盆栽の水やりは「乾いたらたっぷり水を与える」が基本ですから、無理をさせた盆栽をいたわってあげてください。

 

クチナシの葉が食べられてませんか?

オオスカシバという蛾が、クチナシに卵を産みます。
葉の裏に卵がついていませんか?
幼虫は1日で葉を食べつくしてしまうので、見つけ次第補殺してください。
カゴを逆さにして被せておくと、オオスカシバも近づけないので、ガードできます。

食べられると、こんな悲劇が・・・。
暖かいうちはクチナシも再び葉を出してくれますが、何回も続くと枝が疲れてしまうので、なるべく撃退しましょう。

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黒松二番芽の芽かき

芽きり後に再びでた芽が、1箇所から4〜5もでる場合があります。
元気がいいのは良いのですが、そのままにしておくと、枝がゴチャゴチャしてきれいじゃありません。
きれいな枝は、二又に別れた枝。
なるべく、左右に出た芽、同じくらいの大きさの芽を残して、ピンセットで取り除きましょう。

小さいうちはまだ見えづらいので、芽が大きくなってからでもかまいません。

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真夏の管理は、松柏類は日当たりの良い場所に。
モミジなどの雑木類は半日陰におきます。
水やりは、1日2〜3回。
「乾いたらたっぷり水を与える」が基本です。
暑い夏、体調崩さないよう、お気をつけくださいませ(^^)