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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

<span itemprop="headline">鉢の手入れ</span>

今日は暖かいというか暑いくらいですね!今日も秋雅展にむけてリハーサルが進んでおります。今日はベテラン愛好家が集まりまして、鉢の『時代乗り』についての話を聞けました
 
(お客さん) 鉢はいつもきれいにしてた方が時代乗りが早いな!俺のはいつも乾拭きのタオルで拭いてやるんだ。きれいにしてればホコリもつきにくいし、艶も出てくるよ!
 
(山崎)  乾拭きですか!じゃあよく椿油とかで鉢を磨いたりするのは・・・
 
(親方)  あれは展示会前の応急処置だよ。いつもきれいにしてる人には必要ないな。
 
(山崎) そうなんですか~。イメージとしては、土の汚れがたくさんついてた方が鉢が黒くなりそうですが。
 
(お客さん) いや、きれいにしてた方が早いな。他にも、○○さんなんかもマメな人だから鉢も棚場もきれいにしてるだろ?あの人の鉢なんかは、たとえ安いものだって鉢の足元は黒くなって良い時代乗りきてるぞ。あとは、顔の皮脂が良いらしいね。
 
 
『時代乗り』は写真の鉢の様に、鉢の足元が黒くなっている様子を「良い時代乗ってるな~」とか言ってます。長年使っている鉢につく、要は汚れなのですが、なんとも言えぬ風格で植える樹の樹格まであげてくれます。
ただ、“汚れ”だからといって土の中に鉢を埋めてても、鉢にまばらに汚れが付くだけで恰好は良くないです。もちろん、樹を植えないと汚れもつかないし、盆栽は鉢・樹そろって丁寧な手入れが大切なんですね。
ベテランさんは言葉の重みが違います
 
朱泥鉢。カッコいいっす。

 
リクエストにお応えして、泥もの以外の鉢の時代乗りを・・・。青交趾鉢。