https://maxcdn.bootstrapcdn.com/font-awesome/4.7.0/css/font-awesome.min.css

BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

ゼニ苔とり

ゼニ苔はかなりしぶといです。土の表面を覆ってしまって通気性が悪くなります。
しかも見た目がよろしくない。
ゼニ苔以外の苔も、びっしりはびこれば同じこと。
 
 
通気性が悪くなるし、水が乾いてるか分かりにくいし、根っこが苔の水分に誘われて表面に寄ってきちゃうし。
培養面を考えれば無い方が良いです。あとは、幹に上ってくる苔が見た目によろしくないですよね。
 
そこで!親方のやっている苔退治の方法は…お酢をつかうこと。
 
特に松の幹に上ってきた苔はやっかいで、松の荒れた皮まで一緒に剥いでしまうのがもったいない。そこで、市販のお酢(穀物酢)をそのままの濃さで筆をつけ、苔の上から塗っていくだけです。しばらくすると苔が茶色くなって枯れます。
 
注意点は、お酢が土の中にしみ込まないように気をつけること。筆で塗るくらいなら大丈夫ですが、面倒くさがってスプレーなんかで直接鉢にかけると樹の根っこがやられます。
 
写真は分かりやすいようにゼニ苔の上からお酢を塗ってますが、ゼニ苔を取り除いてから土の表面に軽くぬって処理してます。
 
下の写真が、お酢を塗ってから一日経ったものです。苔が茶色くなってるのがわかりますか?