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BONSAIちえ

豆松屋山崎ちえの盆栽日記

盆栽を棚上にもどしました(暖地性のもの以外)

暖かい日が安定して続くようになってきました。
先日の大雨の時も雪にならならずその後は暖かいですし、「一雨ごとに春に近づく」とは本当ですね。

雑木類は新芽がだいぶ動き、植え替え真っ最中です。モミジのちっちゃい雑木林をたくさん作ってます(^^)。

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そして、今まで寒さで葉が茶色っぽかった松柏類も、だいぶ緑色の葉になってきました。

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写真真ん中の赤松は、葉が真っ茶色だったので「この木なんの木?」ってよく聞かれました(笑)。無事に葉色が戻ってきましたよ♪

これまで寒風を避けるために棚下や軒下に置いたり、ケースに入れたりしてたのを、昨日棚上にもどしました。
新芽が動き出しているので、しっかり日光と風に当てて、もっと活発に動いてもらいます(^^)。
棚上で日光浴をして乾きが早くなってくるのをみると、こちらも気持ちがいいですね。風が冷たい日もあるけれど、もう大丈夫でしょう。

あとは、春の嵐に気をつけます。
先日は盆栽が飛ばされて鉢が割れてしまいました。
上の写真の左奥で鉢にビニール巻いてるのが、飛ばされた盆栽です。
 

 

そして今日は3月11日、東日本大震災の日。当時私は修行2年目で、やまと園におりました。やまと園から帰るのに兄さんに車を出してもらったり、直前に迫っていた相模小品盆栽展を開催するかどうか、停電があったり、電車が混乱したり。

神奈川に避難してきている方がやまと園に盆栽を見に来てくださったことがあります。「盆栽やってたんだけどなあ。ダメになっちゃっただろうなぁ。」ってしみじみ話しながら、盆栽のある棚場を眺めていらして、なんと声をかけていいかわからなかったです。
そんな辛く世の中が混乱している時にも、盆栽は新芽を吹いて動いている姿を見て、自然ってすごいなと、残酷だけれど、淡々と時を進める力強さも感じたのでした。

あの年に比べて、今年は暖かい気がしていました。でも、過去記事をみると、同じように3/8にやまと園のムロを解体して冬季保護から棚上に戻していました。だいたいこの時期なのですね。

地震発生する前に、やまと園の棚場を撮影してアップした記事もあります。ブログってすごいですね。写真をみると、当時の空気を思い出します。

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さあ、では、今年も作業を進めて、樹と一緒に春の日差しの暖かさを味わいましょう。
花粉に負けないぞ!笑